おはようございます。
KAOの水槽です。
江戸錦のエアレーションを外しました
先日、江戸錦のエアレーション及びロカボーイを外しました。
理由は秋深くなってきたからです。
タイトルにも書きましたが、陰陽論という東洋医学的な考え方を当てはめると秋はゆっくりと過ごすことに適している季節になります。
森羅万象すべての事柄は陰陽に分けて考えることができます。
中国古代の思想で、天地間にあり、互いに対立し依存し合いながら万物を形成している陰・陽2種の気。 日・春・南・男などは陽、月・秋・北・女などは陰にあたる。
Wikipedia
例を言うと・・
陰 | 女 | 右 | 裏 | 暗 | 水 | 空間 | 月 |
陽 | 男 | 左 | 表 | 明 | 火 | 時間 | 太陽 |
中医学の古書「黄帝内経」にも・・
秋は、鶏と同じように早寝早起きするべきである。
つまり、心を安らかにし、陽気をひそめて天地の粛殺とした気の影響をやわらげる
とあります。
つまり秋は陰の季節に入っていくので、それ相応のゆったりとした環境に変えていかなければならないのです。
人間は自分で環境を変化させ対応できますが、飼育されている動物はその人間の与える環境で生活をしているため、季節に対応する適応能力は飼い主にゆだねられる比重が多いのです。
人間も、季節の養生を無視した生活様式に変化しているため病気が増えてきているともいうんですけどね・・
そしてその陰陽論も、個体によって持っている気が様々なため、個々の見極めも必要になってきます。
私は仕事柄、様々な患者さんの身体を日々触っているのですが、同じ人でもその日その時間で全く変わったものになります。
- ちょっと気圧が変化しただけ・・
- ちょっとぶつけただけ・・・
- ちょっとストレスを感じただけ・・
で身体はあっという間に変わってしまいます。
そしてそもそも、受精した瞬間の環境や親の気の影響で生まれ持ったものが変わります。
そのため、ストレスにおける感受性も個体によってまったく変わってきます。
同じ親から生まれても、受精した瞬間からオリジナルの個体となるのです。
それは魚にも当てはまります。
魚も種類や生まれた場所、親魚の状態、そして飼い主の環境や気に左右されるのですね。
と前置きが長くなりましたが・・
簡単に言うと、今の我が家の江戸錦の水槽には大きな水の動きは必要ないなと思い、エアレーションとロカボーイを外したのです。
うちには様々な魚がいますが、江戸錦はわりと、ゆったりとあまり気の動きが大きくない魚です。(元気がないのとはまた別の話)
夏は気の動きが活発なため、そして陽気も多いため、水流を作り気を流してあげることがあっていた江戸錦水槽も、秋になりちょっと変化してきました。
before
after
魚の動きが落ち着いてきたのに、水の動きが大きいと魚の気の消耗が激しくなり枯渇します。季節柄、気の動きが少なく、取り込める気も少ないのです。
他の金魚水槽は・・・
うちには、他にも金魚がいます。
小赤などの、通称「長物金魚」です。
この子たちは、動きが活発なため、まだエアレーションは外せません。
気を動かして発散してあげないと、ストレスがたまるかな~と感じるからです。
これは、うちの場合はですが・・
何度も言うように、環境や個体差で変わります。
アクアリウムショップのように個体数が多ければ水の動きを作ってあげないと、水がよどんでだめかもしれません。
それを見極めるには、日々の観察が必須になります。
私も様々な個体を飼育し、病気にしてきたり★にしてしまったり・・と様々な経験を経て今に至ります。
そして行き着いた答えは
とにかく観察をして、変化を察知して、適切な飼育方法に切り替える
です。
これは経験医学的な発想になるのですが。
とにかく経験を積み重ね、失敗をしそれを生かす。
今はSNSなどが発達したので、色々な情報がありそれを生かすこともできます。
が、同時にそれに振り回され「その子の個性を見る」ということを忘れることがあります。
そんな苦い経験を通過しながらも、、、
私もこれからもたくさんの失敗をするかもしれませんが、その経験を忘れずに命を大切にはぐくみたいと思っています。